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A project of the Non-profit International Press Syndicate Group with IDN as the Flagship Agency in partnership with Soka Gakkai International in consultative status with ECOSOC

Public Water tap. Credit: Caribbean Community Secretariat.

|カリブ海地域|気候変動が水危機を引き起こす

【ポートオブスペイン(トリニダード)IDN=リンダ・ハッチンソン=ジャファール】  世界全体で推定40億人が水不足に見舞われる中、6月初めに開催された地域会議では、カリブ海地域の小島嶼国が直面している特有の問題が取り上げられた。その中には、カリブ海の水循環に大きな影響を及ぼしている気候変動の問題も含まれている。  気候変動によって水不足が加速し、干ばつの頻度や厳しさが強まるなど、水を巡る環境は厳しさを増している。同時に、財源不足が水不足問題への対処を妨げている。  バルバドスで6月6・7両日に開催された「カリブ海地域水会議」では、同地域が直面している厳しい水危機に対処する行動が緊急に求められていることが強調された。

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Collage with pictures of products of SEP (left) and EU visitors with Chittakone Sisanonh, Director of Dongkhamxang Agriculture Technical College (right). Credit: Dongkhamxang Agriculture Technical College.

タイの「足るを知る経済」哲学がラオスで実を結ぶ

【ビエンチャンIDN=パッタマ・ビライラート】 「足るを知る経済」という言葉が有名になったのは、1997年のアジア金融危機の最中のことであった。タイの故プミポン・アドゥンヤデート国王が国民に対して、「もうひとつの『アジアの虎』になるために工場を建設するよりも、国民にとって重要なことは『足るを知る経済』を実現することだ。」と呼びかけたのだ。 「『足るを知る経済』とは、経済がほどよく持ち、ほどよく食する様であり、このようにほどよく持ち、ほどよく食することが自己の維持となり、自身にも十分と思わせることである。」とプミポン国王は述べた。それ以来、この経済発展の理論が2万3000以上のタイの村々で採用されてきた。そして今、隣国のラオスにも広がりつつある。

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Photo: Nurses at Fiji's Colonial War Memorial Hospital (CWM). Credit: Fijian Government website

|フィジー|看護師が海外流出し、医療サービス継続の危機

【スバIDN=ポーリアシ・マテボト】 今年に入り、800人以上の看護師が地元の民間企業に転職したり、主に隣国のオーストラリアやニュージーランドなど海外に移住したりして、より良い環境を求めて去っていったと報じられ、不振にあえぐフィジーの医療業界に新たな大打撃を受けている。 過去の政権が放置してきた医療インフラの老朽化に加えて、低い給与水準や、コロナ禍の間に保健省が医療の質を維持しなかったことで、医療部門は悲惨な状態に陥っている。 整形外科医のエディー・マケイグ博士によると、看護師が大量に離職しており、この1年間だけでも全労働力4分の1にあたる800人以上が海外へ移住しているという。博士によると、医療関係者の離職にはいくつかの理由が考えられる。彼らの主な関心事は、賃金待遇や労働条件の悪さ、厳しい政治環境、子供たちのためにより良い機会を求めることにあった。

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Corrupt adoption practice has nothing to do with the rights of the child, but with meeting market demand. Credit: UNICEF/Marco Dormino.

欧州の公務員が児童人身売買に関与した疑い

【ウィーンIDN=オーロラ・ワイス】   2022年12月、ザンビアのヌドラ空港入国管理局が8人のクロアチア人を児童人身売買と文書偽造の容疑で逮捕したとのニュースが伝わり、クロアチア当局関係者がこれに関与したのではないかとの疑いが持ちあがった。 当初は、コンゴ民主共和国出身の児童の養子縁組に関する文書の真実性が疑われた。と言うのも、2017年以来、同国の児童を国境を越えて養子にすることは法的に禁じられているからだ。逮捕された容疑者は児童人身売買未遂によって訴追され、ザンビア最高裁で審理が間もなく開かれる。 養子縁組に関わる文書の偽造に関わったとされるコンゴの弁護士もあわせて逮捕されており、すべて違法と知りつつ行ったとの容疑を認めている。

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崩壊の危機にあるスリランカの医療制度

【コロンボIDN=ヘマリ・ウィジェラスナ】 かつて南アジアで憧れの的であったスリランカの無償医療サービスが、現在の経済危機に直面して崩壊寸前にある。医薬品の不足、医師の流出、公務員の医師を60歳で引退させようとする政府の頑なな方針などが背景にある。 政府医療従事者協会(GMOA)によると、同国の公立病院のほとんどで90種以上の基本的な医薬品が不足しているという。 GMOAの事務局長であるハリサ・アルトゥゲ博士は、「この国の医療ネットワークが医薬品不足のために崩壊してしまう危険がある。」とIDNの取材に対して語った。「現在の医薬品不足は慢性的に生じている。コロンボの分院でも、パラセタモールやピリントン、サリヴェといった基本的な薬が足りない。」脳卒中を予防するアスピリンのような緊急の薬品も、同国最大の病院であるコロンボ総合病院においてすら不足している。

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ジンバブエ政府が政治的意識の高いアーティストを弾圧

【ハラレIDN=ファライ・ショーン・マティアシェ】 ジンバブエの重要な選挙が近づく中、エマーソン・ムナンガグワ政権は、有権者登録を促し政治腐敗に対して歌で対抗するよう呼びかけているミュージシャンらに対して、厳しい弾圧を進めている。 アフリカ南部に位置するジンバブエでは、この8月に総選挙が行われる予定だ。 与党「ジンバブエ・アフリカ国民同盟・愛国戦線」(ZANU-PF)を率いる現職のムナンガグワ氏が、野党「変化を求める市民連合」(CCC)のリーダーで、より若くカリスマ的人気を誇るネルソン・チャミサ氏を破って二期目の当選を狙っている。前回2018年選挙では、与党がCCCを辛うじて破った。

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Boats in Mullins Beach in Barbados. Credit: Caribbean Tourism Organisation.

カリブ海地域の観光業に脅威を与える気候変動

【ポートオブスペイン(トリニダード)IDN=リンダ・ハッチンソン=ジャファール】 太陽の降り注ぐ浜辺や静かな水辺、活気のある文化で知られる人気の観光地・カリブ海地域が、気候変動の破壊的な影響によって厳しい現実に直面している。 カリブ地域の島嶼諸国にとって観光業は経済上の命綱であるが、地球温暖化によって地域の繊細な生態系が崩れ、インフラや地域の生活に影響を与える中で、存続の危機に立たされている。

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|タイ|年金と農業補助金が選挙における最大の争点

【バンコクIDN=パッタマ・ビライラート】 タイの人口が高齢化し農民が借金に苦しむ中、5月14日の総選挙でこれら集団からの票を勝ち取ろうと、政党のボルテージが上がっている。 下院500議席に対して5200万人以上の有権者がいる。2022年12月以来、選挙戦が激しくなってくる中、タイの諸政党は票を勝ち取るための魅力的な政策を発表している。たとえば、高齢者手当、妊婦・児童福祉、農業部門への支援基金などである。

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|日本|広島G7サミットに向けてグリーン開発を提起

【シドニー/東京IDN=カリンガ・セネビラトネ】 3月29日、創価大学(東京八王子市)で「G7広島サミットにおける安全保障と持続可能性の推進」をテーマとした政策提言国際会議が開催され、参加者らは5月に広島で開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向けて、政策課題の焦点をウクライナ戦争からグリーン開発や食料・エネルギー問題へと振り向けるという複雑な問題について議論した。G7サミットは、仏、米、英、独、日、伊、加(議長国順)の7か国並びに欧州理事会議長及び欧州委員会委員長が参加して、毎年開催される国際会議である。 来日して会議に参加することができずやむを得ずオンラインでミュンヘンから発表をしたスピーカーがいたことに、このジレンマは象徴的に表れている。彼女は、会場の聴衆(とオンライン参加した聴衆)に向かって、ドイツで発生した労働争議のために来日することができなかったと語った。

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森のゾウたちが炭素吸収を促進する―ゾウを殺してはならない

【ヤウンデ(カメルーン)IDN=ヌガラ・キラン・チムトム】 アフリカの森林に生息するゾウたちは、森を破壊するネガティブな存在と考えられてきたが、この大食漢たちは危機にある気候問題を救う重要な役割を実は果たしていると考えられるようになってきた。 アフリカの森林に生息するゾウは、かつて食事を通じて森林を破壊すると見られていたが、それが森林を健全に保ち世界的な気候問題の対処にも役立つものであると科学者らは考えている。

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