Home – SDGs for All

A project of the Non-profit International Press Syndicate Group with IDN as the Flagship Agency in partnership with Soka Gakkai International in consultative status with ECOSOC

Watch out for our new project website https://sdgs-for-all.net

images/vegetables_grown_in_backyard.jpg

裏庭耕作に目を向けるアフリカ南部の都市住民

images/vegetables_grown_in_backyard.jpg

【ハラレ(ジンバブエ)IDN=ジェフリー・モヨ】

ジンバブエの首都ハラレの中級郊外地ブルーミングデールの住宅裏手にある所有者のない土地で、経済的苦境に耐えている都市住民たちが裏庭での耕作を始め、トウモロコシなどの野菜畑ができている。

ザンビアでは、昨年終わりを告げたエドガー・ルング政権下での経済危機から脱しつつあるが、それでもなお数多くの都市住民が収入を補うために農業を始めている。

ジンバブエの東に接するモザンビークでも同じことが起きており、国中の町や都市で空いた土地を見つける競争が起こっている。

Read More...
Photo: In Harare, the Zimbabwean capital’s medium density suburb called Glaudina west of the city, where a thick forest used to exist about a decade ago, under construction, hordes of homes are emerging instead as trees have vanished. Credit: Jeffrey Moyo | IDN

|アフリカ南部|都市化の進展で失われる森林

【ハラレIDN=ジョフリー・モヨ】

ジンバブエの首都ハラレにある人口密度が中程度の郊外で、かつては森林が豊かな土地であったグラウディナでは、木々が消えゆく中で住宅の建設が進んでいる。

ザンビアの首都ルサカに程近いジンバブエ北西部では、かつて豊かな森林だった場所をつぶして、数十年かけてスラムやバラック街が形成されてきた。

国連ハビタットによると、ザンビアでは公的な低コスト住宅が十分にないため、都市部の成長とともに住宅危機が相次ぎ、都市周辺部では無許可の居住地が拡大しているという。

Read More...

北極圏会議で注目を浴びる先住民族

【レイキャビクIDN=ロワナ・ヴィール】

北極地域は地球の生態系の中でも特異な地位を占めている。この地域の諸文化や先住民族らは寒冷で極端なこの地の気候に適応してきた。北極での生活は、動物プランクトンや植物プランクトン、魚類や海洋生物、鳥類、陸上生物、人間社会を包含している。

北欧の国アイスランドの首都レイキャビクは、第27回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP27)まであと4週間を迎える中、「北極圏会議」の主催地となった。北極は、エジプトのシャルム・エルシェイクで行われる2022年の年次会合の議題には上がっていない。

しかし、10月13日から16日にかけて開催された北極圏会議には2000人が参加し、600以上の講演やセミナーが持たれるなど、「大成功」を収めたとみられている。

Read More...

|バーレーン対話フォーラム|宗教指導者らが平和共存のための内省と行動を訴える

【マナマIDN=浅霧勝浩】

国連「文明の同盟(UNAOC)」のミゲル・アンヘル・モラティノス上級代表は、11月3日の第1回バーレーン対話フォーラムの開会セッションにおいて、「今日の世界は、紛争が多発し、宗教や文化、民族によってアイデンティティを規定された人々が憎悪に苛まれ続ける、かつてないほどの困難に直面しています。社会的、文化的な溝は深まり、部族主義、民族抗争、イスラム恐怖症、反ユダヤ主義、外国人恐怖症、ヘイトスピーチ、超国家主義が横行しているのです。」と語った。

「このようなグローバルな課題に対応するためには、全体的なアプローチが必要です。テロリズムや宗派対立、人種差別的な言説が引き起こす惨劇を食い止めるには、安全保障上の措置だけでは十分ではありません。私たちは、これらの誤ったナラティブに対して、人間の連帯を示し希望を提供する必要があります。」とモラティノス上級代表は述べ、このフォーラムのテーマ「東洋と西洋、人類共存に向けて」のベースとなっている『世界平和と共生のための人類の友愛に関する共同宣言書』は、「暗いトンネルの終わりに輝く一条の光であり、すべての信仰を包含する宗教間対話の青写真に他なりません。」と語った。

Read More...

|タイ|障害者でも簡単に利用できる教育へ

【バンコクIDN=パッタマ・ビライラート】

質の良い教育と不平等の削減は「持続可能な開発目標」(SDGs)の一部をなしている。タイの全人口の3.3%が「障害者」とされているが、スコータイ・タマシラート放送大学(STOU)は、高等教育の領域において取り残されかねない人々に対して新たな命を吹き込む革新的な事業を行っている。

タイには推定210万人の障害者がおり、障害者エンパワーメント局によるとその4割に当たる85万5025人が労働年齢(15~59歳)であるという。

障害者の78%が障害者IDカードをもち、政府からの支援を受けることができる。しかし、国家経済社会開発評議会によると、障害者のうち46万3000人が、働くことができるにも関わらず職業上の資格を持っていないという。

Read More...

|タイ|精神医療の危機への仏教の対応を妨げる世俗主義

【バンコクIDN=カリンガ・セネビラトネ】

タイ北東部の辺鄙な町で10月7日に発生した、就学前児童26人を含む37人が集団殺害された事件がタイ全土を揺るがしている。この事件は公的な精神医療体制の不備を白日の下に晒したが、仏教徒が多数を占めるこの国において重大な社会的な危機の解決に仏教がどの程度介入すべきかという議論はまだ始まっていない。

健康と福祉は持続可能な開発目標(SDGs)の一つであるが、SDGsの非宗教的的な性格は、宗教的な英知のこの目標達成への貢献を妨げかねない。タイの現在の状況がそのよい事例だ。「目標達成へのパートナーシップ」を呼びかけたSDGsの第17目標は、この王国の精神医療上の重大な危機に対応するための伝統的な仏教の英知を利用するために使うことができるかもしれない。

Read More...
Image source: UNESCO

途上国、2030年を前に持続可能な開発目標達成はすでに困難か

【国連IDN=タリフ・ディーン】

米国の政治家である故エヴァレット・マッキンリー・ダークセンの有名な言葉がある。「こちらに何十億ドル、あちらに何十億ドルと、(国の予算要求などでは大きな金額を各省庁が出してくるが)、すぐに実際にお金を工面する段階になっててんやわんやすることになる。(= 「机上の空論」ではいくらでもお金を出せるが、実際の話になると大変なことだ。)

おそらくこのセリフは、国連の17項目の持続可能な開発目標(SDGs)に当てはめるべきものかもしれない。途上国は、2030年までにこれらの目標を達成すべく、数十億ドル―今やそれは数兆ドルに跳ね上がりつつあるのだが―の確保という厳しい闘いを続けている。

Read More...
Photo: A woman crafts a mosaic depicting a peace dove in the Za’atari refugee camp in Jordan. © UN Women/Christopher Herwig

平和に貢献する女性への支援の遅さ

【ニューヨークIDN=キャロライン・マワンガ】

22年前に採択された画期的な国連決議で定められた年次報告をアントニオ・グテーレス事務総長が発表したことを受けて、「女性・平和・安全に関する安保理公開討論」が先ごろ開催された。この中でアミナ・モハマド国連副事務総長は、女性の人権擁護とさらなる包摂の促進は、平和と安全をもたらす戦略として既に証明されたものであると語った。

グテーレス事務総長はその年次報告で「2000年以降の規範的な合意があり、ジェンダー平等が持続的な平和と紛争予防への道を提供するとの証拠があるにも関わらず、事態はその反対方向に向かっています。今日、世界では女性の人権に関してこの世代を通じて勝ち取られてきた成果がなきものにされようとする一方で、暴力的な紛争や軍事支出の増大を目の当たりにしています。」と語った。

Read More...

|ジンバブエ|ペットボトルでレタス栽培

【ムタレ(ジンバブエ)IDN=ファライ・ショーン・マティアシェ】

ジンバブエ中部の人口密度の高いグウェル市郊外の町ムタパ。ルース・ルゲジェさん(38)は、自宅の裏庭に置かれた空の2リットル入りペットボトルで栽培したキャベツを見つめていた。

この革新的な農民は、近くにある違法なゴミ捨て場からこのペットボトルを拾ってきて、水耕栽培に使っているのである。

彼女の庭には温度を管理する温室がある。

Read More...
Photo: Pope Francis addressing the Inter-religious conference in Kazakh capital Nur-Sultan. Credit: Katsuhiro Asagiri | Multimedia Director

宗教指導者が集い、傷ついた世界を癒す方法を探る

【ヌルスルタン(アスタナ)IDN=カリンガ・セネビラトネ】

9月13日に開催された第7回「世界伝統宗教指導者会議」の事務局会合において、マウレン・アシムバエフ事務局長は、「世界全体が、コロナ禍、紛争、制裁、気候変動などの世界的問題の影響を経験しており、私たちは、世界全体で地政学的対立と紛争の激化を目の当たりにしています。」と語った。

カザフスタンの首都を会場として2日間開催され、ローマ法王フランシスコが基調講演を予定している今回の会議を前に、アシムバエフ事務局長は、「国家間の不信、戦争、テロ、国際機関による効果的対応の欠如が世界全体の状況にマイナスに作用しています。この状況の下、私たちの会議は、対話、矛盾の克服、紛争の終結、平和の達成を求め、国際社会に対して重要なメッセージを送ることができます。」と語った。

Read More...

NEWSLETTER

STRIVING

MAPTING

MAPTING

Scroll to Top