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Reporting the underreported about the plan of action for People, Planet and Prosperity, and efforts to make the promise of the SDGs a reality.
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SGI Soka Gakkai International

 

Photo: Africa braces for food price inflation as Russia-Ukraine war continues. Anatolii STEPANOV / FAO/AFP

アフリカ南部でも実感されるロシア・ウクライナ戦争の影響

【ハラレ(ジンバブエ)IDN=ジェフリー・モヨ】

ジンバブエの首都ハラレに住む商店主リッチウェル・ムハシさん(34)の生活は、以前と同じようなものではなくなった。今年に入ってロシアによるウクライナ戦争が始まって以来、燃料の価格が上昇する中、自宅に車を置いて、自転車での通勤・通学に切り替えなければならなくなったのだ。

ジンバブエ国境に近い南アフリカ共和国(南ア)の街・ムシナでは、未亡人のラジウェ・ムレヤさん(43)が3人の子供と小屋で暮らしているが、調理用のガス代が払えなくなったため、薪の火に頼っているのが現状である。

南アのウィリアム・マディシャ議員は「この戦争のために失業が増え、2021~22年の国内総生産は予想よりも下がるだろう。」と語った。既に、ウクライナ紛争によって、ロシアに拠点を置く南ア企業の770億ランド(約48億ドル)相当が影響を受けている。

ジンバブエのムハシさんや南アフリカのムレヤさんが直面している苦境も、いわば氷山の一角である。

ウクライナ紛争以前にはジンバブエで1リッターあたり約1.32ドルで売られていたガソリンは、1.64ドルにまで跳ね上がり、以前は1.29ドルだった軽油はさらに高く1.71ドルで売られている。

実際、ジンバブエ中央銀行のジョン・マングジャ総裁は、現在進行中のロシアとウクライナの武力衝突が、この国の商品やサービスの価格に影響を及ぼすと警告していた。

南アの独立系経済専門家ディングズールー・ズワネ氏は、多くのアフリカ人がさらなる苦境に備えなくてはならないと語った。

「私たち南部アフリカの国々はロシアやウクライナからの輸入にかなり依存しています。戦争のために、南アが両国から輸入する産品の生産は明らかに低下し、価格が急騰しています。」と、ズワネ氏はIDNの取材に対して語った。

「若者・地域開発プラットフォーム」(PYCD)と呼ばれる市民団体の代表を務めるジンバブエのクラリス・マドフク氏も同じ見方だ。「象どうしが戦い、草は踏みつぶされている。」

世界の小麦輸出の約4分の1をロシアとウクライナで占めており、小麦価格は戦争開始以来急騰している。ジンバブエでは3月初旬の1トン当たり595米ドルから682米ドルまで15%近く値上がりした。

ジンバブエは小麦の少なくとも半分をロシアから輸入している。

ロシアがウクライナに侵攻して間もない3月にサイクロン「ゴンベ」による深刻な被害を受けたモザンビークの状況はもっと深刻だ。彼らは同時に2つの難題に対処しなくてはならないのである。

「調理油がとても高価になっています。生産に必要な原料の一部がウクライナから輸入されており、戦争が輸入の動きを阻害しているからだそうです」と語るのはモザンビークのテーテ県で小売商を行っているエルナ・シノアさん(32)だ。

「モザンビークが、サイクロン『ゴンベ』が残した爪痕にあえいでいるなか、ロシアによるウクライナ戦争の影響で、このアフリカの貧しい国に物不足の危機が忍び寄っています。」と、CAREモザンビーク事務所のクリスティン・ビーズリー代表は嘆いた。

ビーズリー代表はさらに「欧州で大量に発生した難民のニーズに応えるために、支援物資がウクライナやポーランドに送られているため、ここでは布やテントといった一般的な支援物資を入手することも難しくなっています。」と語った。

CAREは、緊急支援と長期的な国際開発プロジェクトを提供する主要な国際人道支援機関である。

ザンビアやジンバブエでは、ムハシさんのように車を使わない決断をするドライバーが出てきているが、そもそもウクライナ紛争以前から経済は脆弱であり、燃料価格は両国でそれぞれ7%、13%値上がりしている。

ジンバブエの独立エコノミスト、デニス・ムンジャンジャ氏は、「わが国はロシアやウクライナからの輸入にかなり依存しており、二頭の巨象の戦いに自動的に巻き込まれることになってしまいます。」と語った。

ウクライナへの軍事侵攻に焦点が当たる中、ジンバブエにおけるロシアの人道支援活動も停止している。

ウクライナへの軍事侵攻を始めた直後の3月の時点で、ロシアは世界食糧計画に150万米ドルの寄付を行って、厳しい干ばつと食料不足に襲われていたジンバブエのムワンゲ・ヌカイ・ズビシャベーンなどの地区で10万人以上を支援していた。

マラウィでもパンの価格が高騰している。CAREマラウィ支部のアモス・ザインディ代表は、「マラウィの小麦消費の約20%が、ロシアからの輸入に依存しています。これらの価格高騰と潜在的な雇用の喪失は、より多くの人々が貧困に陥る危険性があるため、特に懸念しています。」と語った。

ナミビアもまた、パン不足と燃料価格上昇によって脆弱な状況になりつつある。ナミビアのエブソン・ウアングタ中央銀行総裁は、「たしかに、我が国の場合で言えば石油や小麦といった産品は国民生活に直接の影響があります。」と語った。

ジンバブエの北に位置するザンビアは、燃料の場合と同じく、肥料や機械などの生産に必要な資材も輸入に大きく依存しており、ロシアによるウクライナ戦争の影響から免れることができていない。

ザンビアの石油価格は以前の1.29ドルから値上がりして1.55ドルに、軽油は1.12ドルから1.53ドルに値上がりしている。

ロシアとウクライナの戦いが続く中、アンゴラのような他の南部アフリカ諸国でも紛争の悪影響を被っている。

米国農務省(USDA)の農業情報ネットワークの報告によると、アンゴラは全ての小麦を輸入に依存しており、昨年アンゴラが輸入した小麦の約30%をロシアとウクライナ産が占めていたが、いまやその全てが途絶してしまっている。(05.20.2022) INPS Japan/ IDN-InDepth News

 

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