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Reporting the underreported about the plan of action for People, Planet and Prosperity, and efforts to make the promise of the SDGs a reality.
A project of the Non-profit International Press Syndicate Group with IDN as the Flagship Agency in partnership with Soka Gakkai International in consultative status with ECOSOC.


SGI Soka Gakkai International

 

Photo: Dr Wim Naudé, Professor of Economics at the Department of Economics with the Cork University Business School in Ireland with the image of AfCFTA from African Union website.

アフリカ自由貿易地域が人々を極度の貧困から救い成長を加速する

【ブラワヨ(ジンバブエ)IDN=バサニ・バファナ】

長らく待ち望まれていたアフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)が1月1日に発効した。規模的には世界で最大の自由貿易地帯となる予定であり、アフリカの貿易新時代が約束されている。

世界銀行によれば、アフリカ全体の自由貿易協定は、大きな改革と貿易促進措置が伴うならば、2035年までに圏内の総収入を4500億ドル増やし、3000万人を極度の貧困から救う可能性がある。自由貿易地帯は、完全に運用がなされるようになると、12億人規模の市場となり、GDPの合計は2.5兆ドルとなる。

コーク大学ビジネススクール(アイルランド)経済学部の経済学教授であるウィム・ノード博士はこう説明する。「貿易は経済成長と繁栄をもたらす最大のエンジンの一つです。なぜなら、国々は貿易を通じて生産を特化し、消費を多様化することができるのですから。」

生産の特化は、学習やイノベーション、より高い生産性を可能にする。これらを財と交換することで、経済的に独立している場合に達成可能なレベルと比べても、消費と福祉のレベルは高くなる。

「自由貿易地帯は、市場アクセスへの障壁を引下げ、市場を大規模化し、消費者により多くの選択肢を与え、企業に競争圧力を与えて生産性を上げることで、これらの効果を強化することになるだろう。」とノード教授はIDNの取材に対して語った。以下がその抜粋である。

Q:貿易政策はいうに及ばず、アフリカ各国の経済の違いがあって、依然としてアフリカには多くの障壁があることを考えるならば、今回の自由貿易圏が、アフリカにおける貿易をどのように調和させることになるでしょうか?

ウィム・ノード(WN):自由貿易圏は、投資やイノベーション、起業を刺激します。従ってAfCFTAは、アフリカ諸国にとっては朗報であり、歴史的な機会を提供するものとなるでしょう。各国の経済が異なっていることは問題となりません。実際、各国の経済が異なっているからこそ、福祉における利得を得るうえで貿易がより重要になってくるわけです。

アフリカのほとんどの国の規模は比較的小さく、地球上のどの地域よりも内陸国が多いことを念頭に置かねばなりません。したがって、貿易障壁を除去することは、例えば大規模な沿岸国と比べるよりも、アフリカにおいてより大きな意味を持つのです。

Q:アフリカ大陸自由貿易圏は、アフリカの産業化に対してどのような機会を提供するでしょうか。

WN:多くのアフリカ諸国は、2000年以来、小さな基盤からの出発ではありますが、産業(工業)成長の軌道に乗っています。この流れは前向きなものです。労働経済学研究所(IZA)のペーパーで私は、アフリカの産業化には3つの型があると論じました。

AfCFTAはこの流れを強化することになるでしょう。(1)(例えば3D技術やIT、デジタル化などを基盤とした)先進的な工業が起こっている国(南アフリカ、ケニア、ナイジェリアなど)ではその規模が拡大し、(2)基本的な労働集約的な工業(家具製造など)が存在する国(タンザニア、エチオピアなど)では、(規模の経済の原理によって)AfCFTAがない時に比べて長期にわたって競争力を維持することができ、(3)製造の維持にとって必要な高度に生産的なサービス部門(対企業サービス、物流、運輸など)が伸びつつある国(モーリシャス、ボツワナなど)では、効率性や専門性がさらに上がって、アフリカ諸国の製造業者にも国境を越えてより容易にサービスを提供することができるようになるでしょう。

Q:アフリカ諸国は、デジタル化を利用しながら、環境に配慮した工業化と多様化を通じて、いかにして急速な経済成長を達成することができるでしょうか?

WN:2015年のパリ協定とその後の締約国会議(COP)は、富裕国が国際的な資金調達メカニズムを創設して、途上国が気候変動に対応しその影響を軽減する支援を行う必要性を強調しています。

かなりの資金がこの目的のために利用可能になっています。アフリカは、ひとつのブロックとして、産業への投資を支援するためにこの資金を利活用する取り組みを強化すべきでしょう。TRIPS(知的所有権の貿易関連の側面に関する協定)に関してもまた、先進国は途上国への技術移転を公約しています。しかし、これは、それほど速いスピードで、あるいは効果的には進んでいません。ここでもまたアフリカは、一つのブロックとして、気候関連技術へのアクセス促進を求めて、公約を果たすように先進国に要求していかねばなりません。

最後に、産業発展の最も重要な要件は、安価なエネルギー・電気へのアクセスです。アフリカ大陸全体で電気網を発達させる必要があります。このために、原子力発電への投資をアフリカ全体で行って、温室効果ガスを出さずに信頼性のあるエネルギーを確保しなくてはなりません。デジタル技術は、これらすべての投資を下支えするにあたって、中心的な役割を果たします。

Q:アフリカはいかにして債務問題に対処し、財政の持続可能性を確保するための革新的な資金調達を促進できるでしょうか?

WN:原則的には、アフリカ諸国は借り入れる必要がありますね! アフリカは債務を積み上げるべきです。なぜなら、アフリカの人口は伸びていますし(債務支払いのための担税能力がある)、資本形成が比較的低い現状を考えると、ハイリターンをもたらす投資機会も多くあるからです。唯一の要件は、借り入れた資金を賢く投資し利用することです。すなわち、拡大する生産能力の強化に投資するということです。そうすれば、各国の財政状況は持続可能なものとなるでしょう。

私は、いわゆる「革新的資金調達」を支持しているわけではありません。債務担保証券のような破壊的な金融イノベーションがグローバル金融危機を引き起こしたことを思い起こしてみるべきです。単純な経済原則が依然として最善なのです。つまり、資金を借り入れ、その資金を生産的な活動に配分し(飽くなき利益を追求する大企業やその関連組織の幹部に対してではなく)、これらの投資がもたらす成長を増大させることで、債務を返済していくということが重要です。(04.06.2021) INPS Japan/ IDN-InDepth News

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